仙台で行われているプラント工事と工場建設|この2つの違いは?
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プラント工事とは
工場を作るときに行われる工事には、「プラント工事」と「工場建設」の2種類があります。前者のプラント工事は、工場の生産設備を建設する工事のことを意味しています。工事の具体的な内容は、「架台」「点検歩廊」「機械据付」「雑工事」「塗装工事」「配管・溶接工事」などがあります。工場の建物ではなく設備を作るため、どの工程でも、非常に高度で専門的な知識と技術が必要になり、専門の業者が担当することが多いようです。
工場建設とは
工場建設は、プラント工事が工場の設備面を担当するのに対して、機械設備を設置するための建屋を担当する工事のことを言います。先ほど説明したプラント工事のように機械設備を作るわけではありませんが、工場ならではの特徴に応じたノウハウが必要な難しい工事となります。例えば、化学薬品を取り扱う化学工場では危険物を扱うことを前提とした建屋が必要ですし、食品工場では厳しい衛生管理を実現するための建屋が必要となります。
共通点と相違点
プラント工事と工場建設の共通点と相違点を見ていきましょう。どちらも工場という大規模で特殊な建物を作り上げる工事のため、大掛かりな工事を実現するだけの事業者側の規模や納期管理のスキルが求められる点が共通します。また、納期の遅れが莫大な損害に繋がってしまうという共通項もあります。相違点は、それぞれの特徴の説明でも述べたように、作るものの担当範囲にあります。プラント工事は、工場に設置される機械設備の工事を担い、工場建設は、プラント工事で作られる機械設備を設置する建屋の建築を担います。